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兄弟比較はやめましょう
子育てをする中で、最初に生まれた子どもが基準となりがちになるのは、親としての心情だと思います。
第1子(以下、兄)が学習面や運動面で優れた成績をあげると、つい第2子(以下、弟)に対しても期待や励ましの意味を込めて、「兄ちゃんを見習いなさい。」とついつい言いがちになります。
ところが、現実は大人が思うようにはいきません。人間一人一人には、備わった資質や能力に違いがあります。確かに、兄弟は同じDNAを受け継いでいますので、外見等を含めて似ている部分もありますが、違う部分が圧倒的に多いはずです。
小さい頃から、優秀な兄と比較される弟はたまったものではありません。学校へ通うようになっても、今度は先生たちから「あの兄の弟だから、頑張ったらできるのに」という風な目で見られ、言葉かけをされ、比較されるケースも結構多いです。
特に、テスト結果や通信簿をもらった時は、家庭でも学校でも比較され、その度に弟は劣等感をもち、いやな思いをしているはずです。ましてや、3人兄弟の真ん中の子どもで成績などが芳しくない時は、上と下に挟まれて「すねる」ケースが多いはずです。
逆に、兄よりも弟の方が優れた成績等をあげている場合は、家庭でも学校でもいやな思いをするケースはずいぶんと少ないです。
それは、
@弟が基準である兄を上回っていること
A兄は長男としての自覚があり、弟の面倒を見て自分が教えてきたという自負があること
などが理由として考えられます。
兄弟は似ているけど違う、それぞれが独立した人格をもった人間である、そのことを改めて認識していただき、「兄は兄・弟は弟」その子の持ち味・良さを見つけて、それを伸ばしてやることが何よりも重要だと思います。
高砂市立竜山中学校長 木下 孝
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